家づくりの流れ
林業家の仕事
選木
建築材に適した木を選びます。林業家が設計図面を見て、設計士も山へ入ることで無駄なく木を使うアイデアが生まれます。
伐採
樹齢40年~80年の木を伐採、中には100年を超えるものもあります。
希望により大黒柱の伐採に立ち会いも可能です。

葉枯らし乾燥
伐採後、森の中で枝葉をつけたまま数カ月置いて乾燥させること。
葉に材の水分を吸わせて乾燥を促進するので、含水率が均等に下がり木材の色つやが良くなります。

玉伐り
使う用途や長さに合わせて丸太を伐ります。

搬出
傷を付けないよう細心の注意を払い、山中からふもとまで運び出します。
クレーンで吊り上げトラックに積み込んだら製材所へとバトンを渡します。

製材所の仕事
木取り・製材
丸太から建築材を挽く前に、どの位置でどのような部材を取るか決めることを「木取り」といいます。切り色、節、木の割れ、反りをなどを確認し、乾燥による収縮変形も考慮しながら柱や梁、床材などに挽いて形を整えます。

乾燥・修正挽き
製材した木は風通しと太陽の光があたる場所で、半年から1年ほどかけてゆっくり自然乾燥させます。乾燥過程で生じた反りやねじれ、収縮を調整する修正挽きの工程を経て、高品質の木材が出来上がります。

設計士の仕事
ヒアリング・現地調査
住い手の希望、暮らし方などをじっくりヒアリングします。どのような家にしたいのか、普段どんな暮らしをしているのか、今の家にどんな不満を持っているか伺い、新しい家のイメージを膨らませます。
併せて建設予定地の調査を行います。日当たり、周囲の環境、各種の建築規制(建ぺい率、容積、etc)を把握します。
基本設計
ヒアリングや現地調査の情報を元に、基本的な設計図を描きます。
建物の平面、空間の構成や広さ、設備(暖房方法、造作家具、etc )、外観や内装などの概要を決め、大まかな設計図を作成。
予算内で出来るだけ希望を実現できるよう、住い手の立場に立って工夫を凝らします。打ち合わせと設計図の修正を繰り返しながら計画を進めていき、住まいづくりの総費用の概算見積書も作成します。
実施設計
基本設計に基づき、実際の工事が出来るように具体的な設計を行います。
構造の細部まで寸法を計算し、家の詳細仕様を決めていきます。必要な部材の種類や数を決めるとともに、工務店が見積もりを作れるよう図面等を作成します。また確認申請書を所轄役所に提出します。
大工(工務店)の仕事
基礎工事
建物を支える基礎を築きます。地盤の状態に関わらず基礎はベタ基礎を採用。
建物下の地盤全体に鉄筋を配り、コンクリートを流し込んで作るタイプの基礎です。布基礎よりも安定しており、防湿、防蟻効果もあります。

木配り・墨付け・手刻み加工
木のクセや表面の模様、色の美しさなどを考慮し、家のどの部分に使うか決めることを「木配り」と言います。
木材1本1本の個性を活かした適材適所が決まったら、加工の目印となる墨付けをします。
ノミやノコを使い、職人の手仕事でホゾや継ぎ手、仕口等を刻みます。

上棟
土台となる基礎の上に、伝統工法の木組みで柱や梁を屋根の棟木を取り付け、家の骨組みが完成します。

内外装設備工事
大工が手作りする収納や造作家具(キッチン、洗面台、収納)。玄関ドアや間仕切り戸などは建具職人が建物のイメージに合わせて。左官職人は漆喰塗り、和紙貼りなどの自然素材で内壁を仕上げます。
職人がそれぞれの技で仕上げる仕事の数々によって、家は完成へと近づいていきます。
外構工事
アプローチ、門周り、カーポート、植栽なども手伝いをします。
完成・引き渡し・メンテナンス
完成後も木の乾燥と収縮は進むので、建具が堅くなることがあります。不具合が生じたら調整に伺います。また、1年後、2年ごと定期点検も行います。



