山を眺めながら土壁の家に暮らしたいとのご希望をお持ちだった住まい手のAさんご夫妻。
家づくりセミナーにご参加いただいたことがきっかけで、先輩施主さん宅をご案内したり、お話をしていくうちに、それまでお持ちだった土壁の家に対する不安が払拭され、土地を探すところから設計士と共に家づくりがスタートしました。
スキーやカヌー、山登り等のアウトドアがご趣味のご主人と、いづれ家庭菜園をして穫れたての野菜を日々の食卓で楽しみたいと考えておられた奥さま。
道具等を収納するための小屋スペースもご希望でした。
丸みをおびた木を家の柱や梁として使うことに興味を持たれ、実際に大黒柱として使う木を山で伐採する際には、2人目のお子さんを妊娠中だった奥さまも一緒に、ご家族で立ち会われました。
日々の暮らしを楽しみながら、必要なものはご自分で手作りされ、住みながら少しずつ成長していった、そんな住まいです。
当会のセミナーに参加されたことがきっかけで土地探しからスタートした家づくり。「山を眺めながら、土壁の家で暮らしたい」という希望が叶った住まいとなりました。
当初、土壁の家はすき間が出来て、冬寒いのでは?という心配をお持ちでしたが、土壁の保温効果と薪ストーブが好相性とわかると、そんな不安も解消されました。
施主さまのお気に入りポイントは、玄関を入ってすぐ上にある丸みをおびた杉の梁や、リビングの中心に大黒柱をすえた間取り、キッチンに設けられたちょっとした作業スペース、家の至る所から山を眺められるところだそう。
薪棚やパーゴラ等、必要なものはご主人が手作りされています。
住みながら少しづつ住まいが成長していくようです。
ご家族で大黒柱の伐採に同行され他時の写真。
この時奥様のお腹には新しい命が宿っていました。